楽天モバイルはeSIMで契約すると即日開通が可能です。ここではeSIMで楽天モバイルに乗り換える3つの種類を、それぞれ開通まで手順に追って解説。申し込み時に必要なものや注意点についても詳しく紹介していきます。
楽天モバイルはMNP「ワンストップ方式」に対応！
楽天モバイルは2023年5月24日から始まった「MNPワンストップ方式」の対応事業者になっています。そのためMNPで乗り換える場合、事前のMNP予約番号発行は不要となりました。
MNP（携帯番号ポータビリティ）とは、携帯電話の番号を変えずに、他社の携帯キャリアに乗り換えることができる制度です。
これまでMNPを利用するには、まず今契約しているキャリアにて「MNP予約番号」を発行する転出手続きをしたうえで、乗り換え先のキャリアで契約する流れとなっていました。
例えば店舗で転出手続きをすると、店員が引き止めに入ったりするなど、ユーザーが気軽に乗り換えられないことが以前から問題視されていました。
そこで総務省は、MNPを利用する際の予約番号の発行作業を廃止し、乗り換え先のみの手続きで完結できるよう「ワンストップ方式」の導入に至りました。
楽天モバイルでのeSIM申し込みに必要なもの6選
スマートフォン
楽天モバイルでeSIMを利用する場合はスマホを使って開通設定をする必要があります。パソコン、タブレットから楽天モバイルの申し込みはできますが、初期設定は必ずスマホが必要です。
本人確認書類
オンラインで契約する際に、スマホで本人確認書類と自身の顔を撮影する時に必要です。スムーズに手続きを進めるためにも、公的機関が発行する身分証（運転免許証やマイナンバーカードなど）を用意しましょう。
- 各種免許証（運転免許証・運転経歴証明書など）
- マイナンバーカード（紙タイプの通知カードは不可）
- パスポート（旅券）
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
- 住民基本台帳カード（写真つき）
- 官公庁、独立行政法人、特殊法人または地方独立行政法人がその職員に対して発行した身分証明書 ※写真付きのもの
なお店舗で契約する場合、特に17歳までの未成年の方は別途親の
毎月の支払い方法（クレカ・デビット・口座振替など）
毎月の支払い方法を契約する前に用意しておきましょう。
楽天モバイルでの毎月の支払いはクレジットカードに加え、デビットカード・口座振替・楽天ポイントでの支払いに対応しています。
クレジットカードの支払いに「楽天カード」を設定すると、楽天ポイントが貯まったり、楽天市場の買い物がお得になるなど付帯サービスが優遇されるのでおすすめです。
フリーメール（Gmailなど）
オンラインでの申し込みをする際に本人確認のためにメールアドレスの入力が必要です。ドコモのメールなどキャリアメールで申し込みをしても問題ありませんが、仮にドコモを解約して楽天モバイルに乗り換えてしまうと、ドコモのキャリアメールは自動的に解約されてしまい、一切使えなくなります。そのためジーメールやヤフーメールなどのフリーメールが必要になります。
2021年12月以降、ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルから他社に乗り換えてもキャリアメールを有料で持ち運べるようになっています。事前に申し込みを済ませておくと、楽天モバイルに乗り換えても引き続きキャリアメールが使うことができます！
法定代理人同意書 兼 支払い名義人同意書
未成年の名義で契約する際に必ず必要になる書類です。
契約時の本人確認時にカメラで読み取り、アップロードする必要があります。
事前に「法定代理人同意書 兼 支払名義人同意書」を印刷し、必要事項を記入しておきましょう。
名義変更 承認請求書
現在、楽天モバイルのドコモ回線・au回線で契約している人で「Rakuten 最強プラン」にプランを変更する際に必要になります。
楽天モバイルのドコモ回・au線からのプラン変更は20日前後要しますので、余裕を持って申請しましょう。
楽天モバイルでeSIMを即日開通する3つの申し込み方法
eSIMでの楽天モバイルの契約方法について、今の電話番号のまま「他社から乗り換える方法」と「新規で契約する方法」の「データ専用プランで契約する方法」3種類解説します。
本体一体型のeSIMで楽天モバイルで開通する方法は、自宅でも簡単にできて、申し込み完了後、最短1時間以内で使えますのでぜひ要点を抑えておきましょう。
他社から楽天モバイルのeSIMに乗り換える方法【4ステップ】
1：未払金がないか確認する
楽天モバイルに乗り換える前に、未払い料金がないか確認しておきます。未払いがある場合、乗り換え時の審査に落ちる恐れがあります。
機種代については、残債があっても乗り換え可能です。
キャリアによっては、残りの代金を一括で支払うことができます。一括払いが難しい場合は、解約後も分割で支払いを継続することもできます。
2：名義変更をする
楽天モバイルへ乗り換える際は、現在契約しているキャリアと同じ名義で契約する必要があります。特に学生や若い方では、親名義のまま乗り換え手続きをすることが多いため、必ず名義変更を済ませてから乗り換え手続きをおこないましょう。
3：「AIかんたん本人確認（eKYC）」で転入手続きをする
Rakuten 最強プランを「eSIM」で申し込み、「他社から乗り換え（MNP）」を選択して、転入手続きをおこないます。楽天モバイルは「MNPワンストップ方式」の対象事業者となっているため、MNP予約番号は不要です。
なお契約する際の本人確認方法として、「AIかんたん本人確認（eKYC）」を採用しています。この方法を利用することで、リアルタイムでの本人確認が可能となり、スムーズに契約手続きを進めることができます。
WEB上でのお申し込みも可能ですが、本人確認審査に時間がかかることがあります。
よりスムーズにお申し込みいただくには、「my楽天モバイル」アプリを利用することをおすすめいたします。アプリからのお申し込みにより、審査状況も確認できますので、より快適に手続きを進めることができます！
4：「my楽天モバイル」アプリから開通・初期設定をする
契約審査が通れば、「my楽天モバイル」アプリからeSIMの開通設定をしましょう。
設定が完了すれば、画面上のステータスバーに「楽天モバイル（iPhoneは「Rakuten」と表示される場合があります）」と表示されていれば手続きは完了です。
新規で楽天モバイルのeSIMに乗り換える方法【3ステップ】
1：「AIかんたん本人確認（eKYC）」で転入手続きをする
Rakuten 最強プランを「eSIM」で申し込みます。（「nanoSIM（ナノシム）」を選択すると即日で使うことができなくなります）そして「MNP予約番号」を入力して、転入の審査を受け付けます。
契約する際の本人確認方法として、「AIかんたん本人確認（eKYC）」を採用しています。この方法を利用することで、リアルタイムでの本人確認が可能となり、スムーズに契約手続きを進めることができます。
WEB上でのお申し込みも可能ですが、本人確認審査に時間がかかることがあります。
よりスムーズにお申し込みいただくには、「my楽天モバイル」アプリを利用することをおすすめいたします。アプリからのお申し込みにより、審査状況も確認できますので、より快適に手続きを進めることができます！
2：「my楽天モバイル」アプリから開通・初期設定をする
契約審査が通れば、「my楽天モバイル」アプリからeSIMの開通設定をしましょう。
設定が完了すれば、画面上のステータスバーに「楽天モバイル（iPhoneは「Rakuten」と表示される場合があります）」と表示されていれば手続きは完了です。
3：今使っているキャリアを解約する
解約する予定の携帯電話会社があれば、開通ができてから解約をしましょう。
なぜ最後なのか？
自前のスマホで楽天モバイルにすると、相性の問題でどうしても動作しないリスクがあります。そのため新しい携帯電話会社に契約する前に解約してしまうと、万が一動作せずに使えないことがわかっても元に戻せず、後々大変になります。
使えなくなって戻る手段を確保するためにも、前の会社の解約は必ず開通ができて、動作確認ができてから解約しましょう。
楽天モバイルのデータ専用プランでeSIMに契約する方法【3ステップ】
データ専用プランでの契約は本人確認が不要のため、申込みから最短3分で開通できます
楽天モバイルでeSIMに乗り換える際の注意点5つ
SIMロックを解除しておく
今使っている端末で楽天モバイルに使う場合、SIMロックになっていると動作保証端末であっても使うことができません。
SIMロックとは、キャリアで販売しているスマートフォンに、他社のeSIM・SIMカードを使用できないようにロックする仕組み。SIMロックがかかっている端末には、同じキャリアのSIMカードでなければ使用できないため、他社でも使えるように、SIMロックを解除する必要があります。
法改正で2021年10月以降に発売したスマートフォンはSIMロックが原則禁止されたため、手続きは不要です。古い端末を使っている人で楽天モバイルでも引き続き使う場合には、必ずSIMロックを解除しておきましょう。
SIMロックの解除は各社無料で受け付けています。またオンラインでも手続きが可能です。
バックアップを済ませておく
eSIMはスマホ一体型のSIMであるため、設定時に思わぬトラブルが発生することが想定されます。
その際に端末を初期化する必要も十分に考えられますので、乗り換え作業に入る前にバックアップをしておきましょう。また、機種変更時にも前のデータを引き継ぐことができるため、新しいスマホでもデータを維持できます。
キャリアメールが自動で解約される
ドコモメールなどのキャリアメールについては、各キャリアの独自サービスです。そのため、他社に乗り換えると自動的に解約となってしまいます。
解約後も使い続けたい場合は、「キャリアメール持ち運びサービス」を利用しましょう。キャリアによって異なりますが、有料オプションで継続して利用することができます。必ず解約する前に手続きをおこないましょう。
初期設定時にWi-Fi環境が必要
eSIMで開通する際の初期設定時にネット環境が必ず必要になります。
他社で契約しておらず、新規で楽天モバイルで契約する場合はWi-Fiで接続するようにしましょう。自宅にWi-Fi環境がない場合は、公共施設のWi-Fiでも申し込みが可能です。
動作保証端末であるか確認する
楽天モバイルでeSIMを使う上で、動作保証端末が限られているため、今使っている端末で楽天モバイルに契約しても使えない危険があります。
利用予定のスマホが楽天モバイルの動作保証端末なのか、申し込み前に必ず確認してください。
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