ここでは実際にeSIMにてリンクスメイトを使ってみた感想をまとめ、メリット・デメリットにして徹底解説します。乗り換えを検討している方は、ぜひ確認しましょう!
リンクスメイトでeSIMを使うデメリット3選
大容量プランのコスパが悪い
例えば20GBの音声+SMS+データ通信プランで契約した場合、自社回線を持つ楽天モバイルと比べて高くなります。
20GBプラン比較 | 月額料金(※税込み) |
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リンクスメイト(音声通話+SMS+データ通信) | 2,970円 |
楽天モバイル(Rakuten-UN-LIMIT Ⅶ) | 2,178円 |
リンクスメイトは一部サービスは通信量をカットしてくれるオプションがあるので、メインで使う予定でもデータ量の少ないプランでも不便ないでしょう。
さらに100GB以上のプランはプレミアムプランとされていて、優遇して通信ができますが、格安SIMとしては破格の高さ!ドコモの「ahamo」で100GBで使えば、リンクスメイトの半額以下で使えます。
100GBプラン比較 | 月額料金(※税込み) |
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リンクスメイト | 8,305円 |
ahamo(ahamo大盛りプラン適用時) | 4,950円(20GB2,970円+80GB1,980円) |
しかもahamoはドコモのサブブランドであることから、通信品質はドコモとまったく同じ。通信速度が制限される時間帯も気にせずに使えますのでリンクスメイトのプレミアムプランはどの用途目的であってもおすすめしません。
ゲームをしない人には向いていない
リンクスメイトはゲームコンテンツが毎月貰えるなど、ゲーム利用者を優遇している格安SIMです。そのため最低プランの100MB利用で比較してすると、HISモバイルで契約するほうが安く使えます。
100MB比較 | 月額料金(※税込み) |
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リンクスメイト | 517円 |
HISモバイル | 290円 |
普通にネットや動画を見るだけの使い方であれば、他社を選ぶほうが安く使えますし、SNSや動画の通信量を気にせずに使いたいのであれば、マイネオでは追加料金なしでデータ使い放題にもできるのでリンクスメイト以外の格安SIMがおすすめです!
節約モードなのに使いすぎたら速度制限がかかる
リンクスメイトにはデータ通信量を節約できる「節約モード」があります。これは通信速度を意図的に低下させることで、データの使いすぎを防止する機能です。
リンクスメイトでの節約モード時の通信速度は以下のとおりです。
- 100MB~18GBプラン:200kbps
- 20GBプラン以上:1Mbps
他社の格安SIMでも節約モード機能を搭載しているところはよくありますが、リンクスメイトは低速モードで通信しても3日間で300MBに達するとデータ通信規制状態になります。データ通信規制状態になると、通常速度での切り替えができなくなります。
解除させるには、追加でデータ通信を購入するか、4日目以降に過去3日間のデータ通信が300MB未満であること必要があります。さらに通常速度での規制解除手段はデータの追加購入のみ、後者の場合は低速モードでのみ規制解除となります。
またデータ通信規制状態になると、カウントフリーオプションも無効になるため、対象コンテンツでも通信が絶望的に遅くなってしまいます。
これを踏まえると、リンクスメイトのデータ節約モードは飾りのようなもので中身は不便にさせる害悪機能。はリンクスメイト最大のデメリットであり、最大の落とし穴でもあります
リンクスメイトでeSIMを使うメリット3選
ゲームや動画のデータ消費が90%以上カットしてくれる
カウントフリーオプションに追加契約することで、月額550円(税込み)で対象サービスのゲームやコンテンツ通信量が90%以上カットされます。
カウントフリーオプションの対象サービスの以下の通り。
- ウマ娘
- シャドウバース
- グラブルファンタジー
- プリンセスコネクト
- 釣りスタ
- ABEMA
- ニコニコ動画
これらのサービスであれば、例えデータを使い切っても通信速度は高速のまま使い続けられます!
他社の格安SIMでも一部サービスの通信量をカットしてくれるオプションはありますが、ゲームコンテンツもデータカットの対象になっているのはリンクスメイトだけ!ゲームって意外とデータ量を消費するので、ゲームをよくするユーザーにとっては有り難いオプションです。
グラブルやシャドバなどのゲーム特典が毎月貰える!
リンクスメイトは契約するプランに応じて、対象のゲームと連携することができます。こちらも「カウントフリーオプション」の加入が必要ですが、連携をするとゲーム内で使えるアイテムが無料で貰える特典があります。特典は、連携して貰える「連携特典」、毎月貰える「ご利用特典」、貯めて貰える「スタープレゼント」の3種類あります。スタープレゼントは毎月連携しているゲームでスターが獲得でき、12個貯まるとゲームアイテムと交換することができます。
連携できる対象ゲームの一例として「グラブルーファンタジー」「シャドウバース」などがあります。
リンクスメイトはCygamesの子会社として運営しているため、連携できるゲームはCygames製がメインとなっています。
このゲームアイテムが貰えるところこそ、リンクスメイトに契約する最大のメリットです。
毎月の支払いに銀行・コンビニ支払いに対応している
リンクスメイトでLP支払いを選択することで、コンビニ決済・銀行決済を可能にできます。
LPとは、リンクスポイントの略で、月額料金や端末の支払いにLPで支払うことができます。LPは事前にチャージすることで使えますが、チャージする手段として銀行決済、コンビニ決済、クレジットカード決済が使えるわけです。間接的ですが、格安SIMで銀行やコンビニ払いができるキャリアは非常に限られていますので便利です!
リンクスメイトは物理SIMとeSIMどっちがいい?
ここではリンクスメイトに乗り換える際に物理SIMとeSIM、それぞれ適している人について紹介します。
物理SIMとeSIMの違いについて
まず簡単にeSIMと物理SIMの違いは以下の通りです。
- SIMカードは簡単に他社に乗り換えられる
- eSIMは自宅からでも即日で乗り換えられる
SIMカードは、端末と分離しているためSIMカードの抜き差しが自由にできます。スマホはそのままで通信会社を変える際の設定もSIMカードを変えるだけで済むので手間が少ないです。
一方、eSIMはスマホなどの端末の基盤に最初から装着されています。このため開通の手続きは遠隔でおこなうことができます。なので自宅から申し込みをしてもSIMカードが郵送されるのを待つことなく、最短1時間以内で乗り換えられます!
リンクスメイトで物理SIMカードにするのがおすすめな人
従来の物理SIMカードのままでリンクスメイトに契約するほうがいい人は以下の通りです。
- スマホの操作に慣れていない
- 1年に何回もスマホを変えている
特にスマホの操作に慣れていない。またはガラケーから初めてスマホに乗り換えを検討している人は、eSIMは自分で初期設定することが難しい面がありますので、物理SIMで契約するのがいいでしょう。
またスマホをこまめに変えている方は、eSIMにすると機種変更のたびにSIMの再発行手続きが必要になります。
1年で何回も機種変更する方だと、都度SIMを再発行する手間が生じますので、そんな人にも物理SIMでの契約がおすすめです。
リンクスメイトでeSIMにするのがおすすめな人
リンクスメイトでeSIMを選ぶことがおすすめな人は以下のとおりです。
- デュアルSIMで使う(他の携帯会社と掛け持つ)
- とにかく早く使いたい
- 機種変更をあまりしない(1年以上使っている人)
通信障害時に備えて、1台で2回線運用したい人は特にeSIMを選択するのがおすすめです。物理SIMでも回線を掛け持ちすることができますが、対応機種が非常に少ないからです。
eSIMについては遠隔で開通の手続きをおこなうため、自身で初期設定が多少必要になります。通信なので専門技術が必要なのかと思いますが、スマホの操作に一通り慣れていれば誰でもできます。なにより開通までのスピードがとにかく早いです!
人手不足による手続きのオンライン化で、いずれ物理SIMは廃止になる流れです。なので迷っている人はeSIMで契約しておくと無難でしょう。
リンクスメイトにてeSIMで申し込む方法
リンクスメイトでのeSIMの開通方法は、オンラインのみとなります。
そのため申込みから開通作業と言った初期設定まですべて自分自身で行う必要があるわけです。
では実際に、新規でリンクスメイトのeSIM利用までの流れについて解説すると、
- 専用ページから申し込み、本人確認書類をアップロード
- 端末番号を提出する
- プロファイルをダウンロードし利用開始
開通方法は手順に従って、画面に全て指示が出るので専門的な知識は不要です。スマホの操作さえ慣れていれば個人でも簡単に完結します!
すでにリンクスメイトを契約している方で、eSIMに切り替える場合はリンクスメイトのマイページ→「SIMカードの変更・再発行」の「SIMサイズを変更する」または「SIMタイプを変更する」より手続きができます。
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