【3万人に調査】スマホ代の平均額はいくら?自宅からノーリスクで安くする方法も解説

【3万人に調査】スマホ代の平均額はいくら?自宅からノーリスクで安くする方法も解説
及川章介
格安SIM・eSIMアドバイザー
eSIM・デュアルSIM利用歴2年。22年auの通信障害をきっかけに、スマホ1台で複数回線(楽天・povo)契約。年間6万円以上の節約にも成功!同じ思いで悩んでいる方に向けて、eSIM導入講座サイトを開設。格安SIM販売員の勤務歴も活かし、おすすめの格安SIMキャリアも併せて紹介しています。

物価高。でも給料はまったく上がる気配がない…

家計が苦しく生活費の見直しを検討している方も多いかと思います。

その中で、スマホ代の現状はどうなっているのか気になる方も多いかと思います。

そこでここでは、実際に3万人以上をアンケート調査したデータから、月額料金について徹底解説。今すぐできるスマホ代の節約方法についても紹介します。

スマホ代の節約は、食費や光熱費の節約と比べても、ストレスが少ないため、節約を考えているすべての方に推奨する手段です。

ぜひ参考にしていただければと思います。

この記事でわかること

スマホ代は4種類

スマホ代の内訳の把握は、プランの見直しで失敗しないポイントの一つです。

何にどれくらいのお金がかかっているのか、現状を確認した上でプランを変えると、今までと同じ環境でありながら安く使えることに繋がります。

とはいえ、通信料金はプランが細かく、複雑なイメージがあるかと思います。

月々のスマホ代については大きく分けて「月額基本料」「音声通話料」「端末料金」「オプション」の4種類となっています。

まずはスマホ代の種類について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.月額基本料金(データ通信量)

契約する際、まず加入するのがデータプランです。

月々のスマホ代に占める大半は、このデータプランで支払っているため、スマホ代の節約にはこのデータ通信料をいかに安く抑えることができるかがポイントとなります。

月額基本料については2020年、当時の菅総理大臣が「日本の携帯料金は世界と比べて高すぎる」と批判。

実際、世界主要都市(東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウル)の中では、東京が最も高い通信料金でした。

これを踏まえて政府は、スマホの通信料の速やかな引き下げを要請。

大手キャリア含め各社は、続々とプランの値下げを実施した結果、2021年以降では世界最安水準になっています。

このため、値下げを実施した2020年以前のプランを利用している方については、この基本料が非常に高いまま現在も支払い続けている可能性が高いでしょう。

2.音声通話料

LINEなどのメッセージアプリや、SNSの普及で年々通話機会が減っており、月々のスマホ代に占める割合も減少傾向にあります。

音声通話料については、近年はほとんど同じ水準の価格設定です。

この点については今後も値下げの見込みはありませんが、近年はデータ通信量とかけ放題オプションが一緒になった「かけ放題付きギガプラン」が各社から提供されています。

3.端末料金(分割支払い)

端末を分割で支払っている方については、月々の支払い割合の大きい部類の一つです。

実はキャリアを契約する際に端末を購入しなくてもいいことをご存知でしょうか。

これまでは他社で購入したスマホについては、他社で使用できないよう「SIMロック」と呼ばれる利用制限をかけられていました。

このため、ユーザーが自由に乗り換えができないことが問題視され、政府が規制が緩和。

現在は契約するキャリア以外で購入したスマホでも、通話やネットを使うことができます。

そのため、端末料金も他社のキャンペーンで安く購入するなど、改善の余地がある部分となっています。

4.オプション(かけ放題など)

盲点となっているのが、このオプション料金です。

キャリア独自の保証やサービスなど、種類はさまざまありますが、実は不必要なオプションに契約している方は多いです。

実際、店舗で契約をすると、「初月無料」と言った口実で、なにかしらオプションを付けてきた経験ありますよね。それ解約していますか?

初月無料なので無料期間が終われば、自動的に解約されると思いますが、実際には無料期間が終わると、通常料金として継続される仕組みになっているのです。

さらに明細書が電子化されたことで、毎月の料金の詳細を知る機会も少なくなっているため、見知らぬ間に相当な数のオプション契約を結んでいるかもしれません。

実際17.6%の人は、自身の毎月のスマホ代を把握していない調査結果もあります。

特に店舗で契約・機種変更をした方は、オプションが加入されたままである可能性が非常に高いので、必ず確認しておきましょう。

1ヶ月のスマホ代の平均をアンケート調査した結果

MM総研が2022年9月に「通信サービスの料金と容量に関する実態調査」を参考に、1ヶ月のスマホ代の平均値について解説します。

1ヶ月のスマホ代の平均額は【通信・通話・端末込み】

スマートフォンを利用する18歳~69歳の男女36,535人を対象に、通信・通話・端末の3種類を現在支払っている人の毎月の平均額を通信サービス別に調査。

楽天モバイル含む大手4キャリアの月平均は8,913円。楽天を除いた大手3社では、月平均9,526円でした。

一方で、大手のキャリアのオンライン専用プランは月平均6,426円、大手キャリアのサブブランドは月平均5,072円です。

このように通信会社の条件次第では、半額ほど安く利用できます。

携帯料金が値下げされたことで、格安SIM・スマホに当たるMVNO利用者は、月平均3,889円と最も安く利用しています。

なおオンライン専用プランとは、ドコモではahamo、キャリアのサブブランドは、ソフトバンク運営のワイモバイルなどに当たります。

このように通信会社の条件次第では、半額ほど安く利用できます。携帯料金が値下げされたことでさらに、格安SIM・スマホに当たるMVNO利用者は月平均3,889円と最も安く利用しています。

なお2020年から3年間の推移では、2021年と比べて月額料金は軒並み高くなっています。

携帯料金の下げ止まり、またTikTokやインスタグラムなど、動画や画像の閲覧機会が増えたことで、データ容量の多いプランに乗り換えたことが背景にあります。

カメラ機能の向上で高画質による一方で、その分ギガと言ったデータの消費は今後増加する傾向です。

今後も多少高くなっても、より多くのデータが使えるプランへ変更するニーズはありそうです。

1ヶ月の端末の分割支払い額の平均は【割賦金】

現在端末を分割で支払っている22,240人を対象に、キャリアに支払っている端末の月額料金を調査。

大手4キャリアでの端末の分割支払い額の平均は月4,230円。内訳では「2,000~3,000円未満」が21.5%と最多でした。

なお、楽天モバイルを除いた大手3社の平均は月4,376円で「2,000円~3,000円未満」が21.5%と最多でした。

大手のキャリアのオンライン専用プラン(ahamoなど)の平均は月3,345円で「2,000~3,000円未満」が29.8%と最多でした。

大手キャリアのサブブランド(ワイモバイルなど)の平均は月2,604円で「1,000円~2,000円未満」が25.7%と最多でした。

格安SIM・スマホ(MVNO)利用者の平均は月2,322円で「1,000円~2,000円」が35.0%と最多でした。

【通信・通話代】1ヶ月のスマホ代の平均額は

スマートフォンを利用する18歳~69歳の男女36,535人を対象に、通信・通話の月額料金を調査。

大手4キャリアの1ヶ月のスマホ代の平均額は月額4,683円で「月3,000~4,000円未満」が14.6%と最多でした。

楽天モバイルを除いた大手3社の平均は月額5,150円で「3,000~4,000円未満」が15.2%と最多でした。

大手のキャリアのオンライン専用プラン(ahamoなど)の平均は月額3,133円で「2,000~3,000円未満」が36.4%と最多でした。

大手キャリアのサブブランド(ワイモバイルなど)の平均は月2,468円で「2,000円~3,000円未満」が29.3%と最多でした。

格安SIM・スマホ(MVNO)利用者の平均は月1,567円で「1,000~2,000円」が39.7%と最多でした。

月間のデータ使用量は大手・格安SIM含め平均7GB以下が最多

スマートフォンを利用している18歳~69歳の男女36,535人を対象に、現在契約している通信会社のスマートフォンの月間のデータ容量プランを調査。

「7GB以下の小容量プラン」を利用する方は、大手4キャリアが46.6%。

楽天モバイル除く大手3キャリアは49.9%と半数近くを占め、キャリアサブブランド(ワイモバイル)は61.8%、MVNO(格安SIM)は71.8%でした。

一方でオンライン専用プラン(ahamoなど)は「8~30GBの中容量」が70.9%と最多でした。

スマホ代を安くする方法は格安SIMの利用が不可欠!

大手キャリアでの料金見直しも重要ですが、そもそもデータ使用量が少なくても大手キャリアは基本料金自体が高く設定されています。

動画やゲームなどを屋外でもがっつりとしたい方には、格安SIMへ切り替えると、今の使用環境のままでも月々のスマホ代を安く抑えることが可能です。

例えば、ドコモと格安SIMの「日本通信」で比較してみると…

ドコモ日本通信
最安料金1GB:4,565円(eximo)1GB:290円
割引ドコモ光セット割/home5Gセット割:-1,100円
dカード支払い割:-187円
なし
備考家族内の国内通話無料国内通話30秒11円
合計月額最安3,278円月額最安290円
1人で契約した場合

1人で契約していた場合で、最安で利用すると、年間で3万5,000円以上安くなります。

これがデータ量の多いプランになると、さらに値段差は更に大きくなりますので、データをより多く使い方ほど格安SIMでの利用するほうがお得です。

日本通信はドコモの通信網を使っていますので、同じ通信回線でもお得に使えます。

このように格安SIMは、スマホ代節約の最終兵器としておすすめです。

初めての格安SIMで不安な人はまずeSIMで使ってみよう!

格安SIMは料金が安い一方で、日中の時間帯を中心に通信速度が低下するなど、格安SIM特有のデメリットがあります。

特に初めて格安SIMにする方には、どれくらい遅くなるのか。

せっかく安く乗り換えても、想像していた以上に使い勝手が悪くなってしまっては本末転倒です。

そんな方にこそ、eSIMでの格安SIMの導入をおすすめします。

eSIMはスマホの基盤に直接組み込まれたSIMで、契約情報を遠隔で契約する情報が登録できるため、簡単に契約することができます。

また従来のSIMカードと併用して使えることから、今使っているキャリアを解約せずにお試しとして格安SIMを使うこともできます。

規制緩和により、契約期間の縛りもないので使い勝手が悪ければ、すぐに解約することもできます。

そのため、ほとんどリスクなく格安SIMを使うことができます。

当サイトは初めてeSIMを導入する方に向けて解説しています。

eSIM対応の格安SIM事業者の情報も紹介していますので、スマホ代の見直しを検討している方はぜひ参考にしていただければ幸いです。

eSIMについて、仕組みなどを詳しく知りたい方は下記の記事からまずはご覧ください。

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