ここでは実際にeSIMにてワイモバイルを使ってみた感想をまとめ、メリット・デメリットにして徹底解説します。乗り換えを検討している方は、ぜひ確認しましょう!
ワイモバイルでeSIMを使うデメリット3選
割引なしでの契約は高くなってしまう
ワイモバイルでお得に使うためには、各種キャンペーンや割引をどれか一つでも利用することが大前提条件となります。単独でそのまま契約することも可能ですが、通常料金は他社よりも高く設定されています。
実際にワイモバイルと、同じソフトバンクブランドのLINEMOで比較すると
ワイモバイル「シンプルS」 | LINEMO「ミニプラン」 | |
---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 990円 |
データ容量 | 3GB | 3GB |
例えば最安プラン「シンプルプランS」に1人で契約すると、3GBで毎月2,178円。LINEMOは3GBで毎月990円。
このように最安プランでも年間で14,000円以上高くなるため、素の状態でワイモバイルで契約するのは非常にもったいないことになりますので、キャンペーンを利用した上で契約するようにしましょう。
最新のiPhoneが取り扱っていない
iPhoneの購入を検討する方、ワイモバイルは型落ちのiPhoneしか販売していません。
ソフトバンク認定の中古品も販売していますが、やはりそこでも2年前の機種が最新です。(2023年5月時点ではiPhone12が最新)
1円でも安くiPhoneを買いたい人にはおすすめですが、最新機種で乗り換えるを検討している方は、自分で通販などで事前に購入した上でワイモバイルに申し込むと良いでしょう。
データ節約モードがない
類似プランを提供しているUQモバイルと比べると、UQモバイルには通信速度を制限することで、追加料金が無料でデータ使い放題になる「節約モード」機能があります。
UQモバイル(くりこしプラン+5G) | ワイモバイル(シンプルプラン) | |
---|---|---|
3GB | 1,628円 | 2,178円 |
15GB | 2,728円 | 3,278円 |
25GB | 3,828円 | 4,158円 |
プランが似ているため、比較対象になりやすいキャリアですが、動画やゲームなどデータを大量に使う方は、ワイモバイルよりUQモバイルを選ぶほうが断然おすすめです。特に1人で契約するのであれば、なおさらお得です!
ワイモバイルでeSIMを使うメリット3選
家族まとめて乗り換えると安く使える
ワイモバイルにする上で最大のメリットが家族割です。
例えば、ワイモバイルに4人家族で乗り換えた場合、2回線目以降は月額料金から毎月1,188円が割引になります!
シンプルSプラン契約 | 月額基本料 | 家族割引 | 合計 |
---|---|---|---|
1回線目 | 2,178円 | – | 2,178円 |
2回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
3回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
4回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
このため最安のシンプルSプランで家族4人で契約すると、毎月合計5,148円で利用できます。
しかもこの割引に期間の設定はなく、解約するまでずっと割引できるのが大きな特徴。
また60歳以上の方は、通話かけ放題が割引になる「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」も併用できます。
シンプルS | 毎月2,178円 |
家族割(2回線目以降) | ー1,188円毎月割引 |
スーパーだれとでも定額(S) | 毎月1,870円 |
60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン | ー1,100円毎月割引 |
家族割を適用すれば、毎月3GBのデータ容量「シンプルS」と24時間通話かけ放題の「スーパーだれとでも定額」がついて合計毎月1,760円。スーパーだれとでも定額とほぼ同額でデータ通信も使えるので非常にお得なキャンペーンです!
ちなみに家族全員で乗り換えをする上、固定回線の見直しも検討しているのであれば、次に紹介する「おうち光割」を利用すると1人目から割引が適用されるのでさらにお得です。
回線 | 月額基本料 | おうち割 光セット | 合計 |
---|---|---|---|
1回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
2回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
3回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
4回線目 | 2,178円 | -1,188円 | 990円 |
おうち光割を使って、家族4人で契約すれば毎月合計3,960円で利用可能。家族割を使った場合の毎月5,148円よりも安くなるわけです。
このように割引特典の内容次第でも、さらに月額料金を安く抑えることが出来るのもワイモバイルの魅力です。
おうち割なら一人で契約しても安く使える!
デメリットのところでも挙げましたが、一人で割引なしで契約すると大手キャリア並みの料金となってしまいますが、「おうち割」にすると一気に安く利用できます!
おうち割はソフトバンク光またはソフトバンクエアーのどちらかに契約することで適用されるキャンペーンです。
ソフトバンクエアーは回線工事が不要で、自宅に端末が届き次第すぐに使い始められます。
現在固定回線がない方は家族割と同額の割引率な上、一人目から安く使えておすすめです!
ソフトバンクと同じ通信品質で使える
ワイモバイルは2015年4月からソフトバンクの完全子会社として運営しています。
そのためソフトバンクと同じ通信品質で使うことができます。通常、格安SIMは大手キャリアの通信を一部借りて運営しています。そのため使える通信量に限りがあるため、利用者が集中する平日昼を中心に通信速度を下げるなどの制限が生じるデメリットがあります。
ワイモバイルは、ソフトバンクと通信を共有して使っているため通信制限の心配もありません。ソフトバンクから乗り換えを検討している方についてはこれまでと同じ環境で使えて今までより安くなるのでおすすめです。
ワイモバイルは物理SIMとeSIMどっちがいい?
ここでは、ワイモバイルに乗り換える際に物理SIMとeSIM、それぞれ適している人について紹介します。
物理SIMとeSIMの違いについて
まず簡単にeSIMと物理SIMの違いは以下の通りです。
- SIMカードは簡単に他社に乗り換えられる
- eSIMは自宅からでも即日で乗り換えられる
SIMカードは、端末と分離しているためSIMカードの抜き差しが自由にできます。スマホはそのままで通信会社を変える際の設定もSIMカードを変えるだけで済むので手間が少ないです。
一方、eSIMはスマホなどの端末の基盤に最初から装着されています。このため開通の手続きは遠隔でおこなうことができます。なので自宅から申し込みをしてもSIMカードが郵送されるのを待つことなく、最短1時間以内で乗り換えられます!
ワイモバイルで物理SIMカードにするのがおすすめな人
従来の物理SIMカードのままでワイモバイルに契約するほうがいい人は以下の通りです。
- スマホの操作に慣れていない
- 1年に何回もスマホを変えている
特にスマホの操作に慣れていない。またはガラケーから初めてスマホに乗り換えを検討している人は、eSIMは自分で初期設定することが難しい面がありますので、物理SIMで契約するのがいいでしょう。
またスマホをこまめに変えている方は、eSIMにすると機種変更のたびにSIMの再発行手続きが必要になります。
1年で何回も機種変更する方だと、都度SIMを再発行する手間が生じますので、そんな人にも物理SIMでの契約がおすすめです。
ワイモバイルでeSIMにするのがおすすめな人
ワイモバイルでeSIMを選ぶことがおすすめな人は以下のとおりです。
- デュアルSIMで使う(他の携帯会社と掛け持つ)
- とにかく早く使いたい
- 機種変更をあまりしない(1年以上使っている人)
通信障害時に備えて、1台で2回線運用したい人は特にeSIMを選択するのがおすすめです。物理SIMでも回線を掛け持ちすることができますが、対応機種が非常に少ないからです。
eSIMについては遠隔で開通の手続きをおこなうため、自身で初期設定が多少必要になります。通信なので専門技術が必要なのかと思いますが、スマホの操作に一通り慣れていれば誰でもできます。なにより開通までのスピードがとにかく早いです!
人手不足による手続きのオンライン化で、いずれ物理SIMは廃止になる流れです。なので迷っている人はeSIMで契約しておくと無難でしょう。
ワイモバイルにてeSIMに申し込む方法
ワイモバイルでのeSIMの契約には、マイナンバーカードを使うと即日開通できてスムーズです。
ワイモバイルは店舗での契約は有料となりますが、オンラインでは申込みから開通作業と言った初期設定まですべて無料で出来るのでおすすめです!
では実際に、新規でワイモバイルのeSIM利用までの流れについて解説すると、
- eSIM申し込みページから申し込み
- マイナンバーカードをスマホで読み取り、本人確認をする
- アプリからプロファイルをダウンロードし利用開始
開通方法は手順に従って、画面に全て指示が出るので専門的な知識は不要です。スマホの操作さえ慣れていれば個人でも簡単に完結します!
すでにワイモバイルを契約している方で、SIMカードからeSIMに切り替える場合は、ワイモバイルショップ店舗での対応となります。また手数料として3,300円かかります。
コメント