ここでは実際にeSIMにてUQモバイルを使ってみた感想をまとめ、メリット・デメリットにして徹底解説します。乗り換えを検討している方は、ぜひ確認しましょう!
UQモバイルでeSIMを使うデメリット5選
家族で乗り換える恩恵が少ない
UQモバイルにおける最大のデメリットとして挙げられます。
UQモバイルには家族割「家族セット割」がありますが、ワイモバイルの「ワイモバ親子割」と比べると割引額が低い印象です。
家族割比較 | 割引名 | 割引額 | 適用条件 |
---|---|---|---|
UQモバイル | 家族セット割 | 毎月最大550円割引 | 1回線目から割引適用 |
ワイモバイル | ワイモバ親子割 | 毎月最大1,188円割引 | 2回線目以降 |
家族で乗り換えるとなると、長期的に考えるとワイモバイルにするほうがお得です。ただしUQモバイルとしては、通信速度を制限することで、データを消費しない機能がありますので、家族みんなネットたくさん使いたい方にはUQモバイルで契約するとメリットが大きいです。
iPhoneは型落ちのモデルしか売っていない
UQモバイルの契約と一緒にiPhoneの購入を検討している方は注意ですが、販売しているiPhoneは2023年時点でもiPhone12シリーズが最新となっています。2年前のモデルとはいえ、iPhoneは独自のプログラムで動かしているため、古いモデルでも性能が良いですし、近年のスマホは過剰に機能を良くしすぎている傾向です。そのため型落ちのiPhoneでもたいていの機能はストレスなく使えますのでそれほど欠点に感じることはないです。そもそも最新モデルのiPhoneは20万円もするくらい価格が高騰していますので型落ちでも十分でしょう!
キャリアメールが使えなくなる
auからUQモバイルに変更する方には注意が必要ですが、大手キャリアからUQモバイルにすると今契約しているドコモメールなどのキャリアメールが自動的に解約され、データもすべて消去されてしまいます。そのためGmailなどフリーメールに変更する必要が生じ、Amazonなどのネットサービスの登録情報を変更するなど様々な手間が生じてしまいます。UQモバイルはauのサブブランドとして運営していますが、auから乗り換えても「auメール(@ezweb.ne.jp/@au.com)」のアカウントは自動的に消去されます。
有料オプションになりますが、大手各社が「キャリアメール持ち運びサービス」を提供しており、解約前に申し込むことでUQモバイルに乗り換えた後でもキャリアメールを継続して利用できます。
トクトクプランが全然お得じゃない
UQモバイルで最安運用する場合「トクトクプラン」で契約し、家族割または自宅セット割のいずれかを利用。さらにauPAYカードで支払うことで1GBまで毎月990円で利用できます。UQモバイル内では唯一、月額1,000円以下で使えるプランではありますが、コスパとしては非常に悪いです。
ソフトバンク回線になりますが、LINEMO「ミニプラン」は同じ990円でも3GBまでデータ通信が使えます。しかも「トクトクプラン」で割引を一切使わずに契約すると毎月1GBで2,277円。大手キャリアと変わらない高値なので、トクトクプランを契約するのであればミニミニプランにするほうが無難です。
コミコミプランは割引が一切使えない
UQモバイルには「自宅セット割」「家族セット割」「auPAYカードお支払い割」の3種類あり、月額料金から最大毎月1,200円以上割引できますが、「コミコミプラン」は残念ながらいずれの割引の対象外となります。そのため家族で乗り換えても毎月3,278円のままとなります。通話をそれほどしない方であればahamoの20GB2,980円プランのほうが安いのでおすすめです。
UQモバイルでeSIMを使うメリット5選
1人からでも割引できるサービスが多い
特に自宅セット割を利用すると最安で月々の料金が1,000円以下で使える特典です。
自宅セット割とは、UQモバイルの対象プランと対象サービスをセットで契約・利用すると、毎月プランが割引になるサービスです。
対象プランは「ミニミニプラン」「トクトクプラン」の2種類で、対象サービスは「WiMAX +5G」や「auひかり」などのインターネットサービスや電気サービスです。
例えば最安プランの「トクトクプラン」では1,100円引きの毎月1GB990円で利用できます。
また家族セット割では、1回線目からでも毎月550円が割引されます。ワイモバイルの家族割は2回線目以降で適用されることを考えるとUQモバイルのほうがお得です!
自宅セット割・家族セット割ともに、永年で割引が続く上、一人の利用でも割引が適用されるのが大きな特徴で、また対象サービス1つの契約につき、UQmobile合計10回線分まで割引が適用されます。
解約するまでずっと毎月の料金から割引されるので長期で利用を想定しているユーザーに特におすすめです。
コンビニ・口座振替で支払える
UQモバイルの支払い方法は、クレジットカード、デビットカード、口座振替・自動振込(ゆうちょ)・コンビニ支払い(請求書支払い)・銀行支払い(Pay-easy)があります。
口座振替が利用できる金融機関は以下のとおりです
- 都市銀行:全都市銀行の本支店
- 地方銀行:全地方銀行の本支店
- 第二地方銀行:全第二地方銀行の本支店
- 信託銀行:一部を除く信託銀行
- 信用金庫:全信用金庫の本支店
- 商工中金:全本支店
- 信用組合:一部を除く信用組合
- 農協・信農連:全本支店
- 漁協・信漁連:全本支店
- ゆうちょ銀行:全国のゆうちょ銀行
格安SIMは安くサービスを提供する理由から、支払いがクレジットカード一択のキャリアがほとんどなので、クレカを持っていない方にもUQモバイルはおすすめです。
データ無制限なのに無料で使える!
UQモバイルの料金プランにデータ使い放題プランはありませんが、「節約モード」機能を活用すると追加料金無しでギガが使い放題になります。
節約モードとは、通信速度を低速にする代わりに、データ容量を消費せずに動画やネットが利用できます。もちろんこの機能はプランの料金内に含まれていますが、コミコミプランは利用できないので要注意!
プラン | 通信速度(節約モード時) |
---|---|
ミニミニプラン | 最大300kbps |
コミコミプラン | ー |
トクトクプラン | 最大1Mbps |
節約モード時の通信速度は、ミニミニプランの場合は最大300Kbps、トクトクプランは最大1Mbpsで利用できます。
ちなみに300kbpsで出来ることとしては、テキスト主体のウェブサイトやSNS、低音質の音楽視聴(Spotify)などが使える速度です。
1Mbpsは、Webサイト閲覧、TikTokやInstagramなどSNS全般、YouTubeの標準画質動画などは問題なく使える速度です。
300kbpsの速度だと、インスタやYou Tubeは低画質でも厳しいレベルなので、がっつり使いたい人には1Mbpsで使えるMまたはLプランがおすすめです。
10分以内の通話が無料
「コミコミプラン」限定の特典ですが、1回10分以内の国内通話であればプランの料金内でかけ放題です。UQモバイルによると通話時間の9割が10分以内ということで大半のユーザーであればコミコミプランを契約すれば、通話料を支払う必要はないでしょう。プライベートでの利用であればコミコミプランで契約して通話を使えばお得です。
auPAYカードにするだけで安くなる
家族割や自宅セット割の利用予定がない方は、毎月の支払いをauPAYカードにするだけで月額料金から毎月187円が割引されます。さらにPontaポイントも貯まるためダブルでお得になります。貯まったポイントは、1ポイント1円相当で毎月の支払いにも当てることも可能です。
UQモバイルは物理SIMとeSIMどっちがいい?
ここでは、UQモバイルに乗り換える際に物理SIMとeSIM、それぞれ適している人について紹介します。
物理SIMとeSIMの違いについて
まず簡単にeSIMと物理SIMの違いは以下の通りです。
- SIMカードは簡単に他社に乗り換えられる
- eSIMは自宅からでも即日で乗り換えられる
SIMカードは、端末と分離しているためSIMカードの抜き差しが自由にできます。スマホはそのままで通信会社を変える際の設定もSIMカードを変えるだけで済むので手間が少ないです。
一方、eSIMはスマホなどの端末の基盤に最初から装着されています。このため開通の手続きは遠隔でおこなうことができます。なので自宅から申し込みをしてもSIMカードが郵送されるのを待つことなく、最短1時間以内で乗り換えられます!
UQモバイルで物理SIMカードにするのがおすすめな人
従来の物理SIMカードのままで楽天モバイルに契約するほうがいい人は以下の通りです。
- スマホの操作に慣れていない
- 1年に何回もスマホを変えている
特にスマホの操作に慣れていない。またはガラケーから初めてスマホに乗り換えを検討している人は、eSIMは自分で初期設定することが難しい面がありますので、物理SIMで契約するのがいいでしょう。
またスマホをこまめに変えている方は、eSIMにすると機種変更のたびにSIMの再発行手続きが必要になります。
1年で何回も機種変更する方だと、都度SIMを再発行する手間が生じますので、そんな人にも物理SIMでの契約がおすすめです。
UQモバイルでeSIMにするのがおすすめな人
UQモバイルでeSIMを選ぶことがおすすめな人は以下のとおりです。
- デュアルSIMで使う(他の携帯会社と掛け持つ)
- とにかく早く使いたい
- 機種変更をあまりしない(1年以上使っている人)
通信障害時に備えて、1台で2回線運用したい人は特にeSIMを選択するのがおすすめです。物理SIMでも回線を掛け持ちすることができますが、対応機種が非常に少ないからです。
eSIMについては遠隔で開通の手続きをおこなうため、自身で初期設定が多少必要になります。通信なので専門技術が必要なのかと思いますが、スマホの操作に一通り慣れていれば誰でもできます。なにより開通までのスピードがとにかく早いです!
人手不足による手続きのオンライン化で、いずれ物理SIMは廃止になる流れです。なので迷っている人はeSIMで契約しておくと無難でしょう。
UQモバイルにてeSIMで申し込む方法
UQモバイルでのeSIMの契約には、マイナンバーカードを使うと即日開通できてスムーズです。
UQモバイルでeSIMを申し込む際は、基本的に申込みから開通作業と言った初期設定までオンラインで行うのがおすすめです。
では実際に、新規でUQモバイルのeSIM利用までの流れについて解説すると、
- UQ mobile申し込みページから申し込み
- マイナンバーカードをスマホで読み取り、本人確認をする
- プロファイルをダウンロードし利用開始
開通方法は手順に従って、画面に全て指示が出るので専門的な知識は不要です。スマホの操作さえ慣れていれば個人でも簡単に完結します!
すでにUQモバイルを契約している方で、SIMカードからeSIMに切り替える場合は「My UQmobile」から手続きできます。
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