【実際に使ってみて】J:COMモバイルでeSIMにするデメリット・メリット15選

J:COMモバイルのデメリットとメリット

ここでは実際にeSIMにてJ:COMモバイルを使ってみた感想をまとめ、メリット・デメリットにして徹底解説します。J:COMモバイルは、他のサービスと併用することでお得に運用できるキャリアです。すでに他のJ:COMサービスを利用している方は、この機会に、ぜひ確認しましょう!

目次

J:COMモバイルの料金プラン・サービス内容

2023年最新のJ:COMモバイルの料金プラン・サービスについては以下の通りです。

スクロールできます
J:COM MOBILE Aプラン ST/SU
eSIM対応対応
データ量1GB~20GB
データ超過後の通信速度最大200kbps~1Mbps
月額基本料1,078円~2,728円(税込)
データの追加購入1GB:660円(税込)
国内通話22円/30秒
SMS送信3円~(受信無料)
契約事務手数料0円(WEB申し込み)
参考:J:COMモバイル(公式)

J:COMモバイルの料金プランは「J:COM MOBILE Aプラン ST/SU」のみのワンプラン。

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J:COMモバイルでeSIMにする6つのデメリット

キャリアメールが使えなくなる

ドコモやauなど大手各社からJ:COMモバイルに乗り換える場合、今まで使っていたキャリアメールは自動的に解約されてしまいます。

MNP(電話番号そのままで乗り換えられる制度)を使っても、メールアカウントは解約されるので要注意です。

解約後も利用を継続する場合は、有料でキャリアメールを使い続けることができる「メールアドレス持ち運び」サービスがあります。必ずJ:COMモバイルに乗り換える前に申し込みを済ませておきましょう。

支払い方法がクレカしか対応していない

J:COMモバイルでの毎月の支払いについて。現状ではクレジットカードのみの対応となっています。格安SIMはコストをいかに少なくできるかが、運営を継続していけるかのポイントとなります。

またデビットカード・プリペイドカードでの支払いもできないため、J:COMモバイルに契約する前にクレジットカードを用意しておきましょう!

未成年単独の申し込みができない

eSIMでJ:COMモバイルでの申し込みは18歳以上の方のみとなっています。未成年の方で申し込む場合は、物理SIMのみの対応となりますが、申し込みの際は親権者の同意が必要です。

ちなみにJ:COMモバイルは、J:COMのケーブルテレビ提供エリア外でも申し込みは可能です。

LINEの年齢認証ができない

これからスマホデビューする方は要注意なのが、J:COMモバイルでLINEの年齢認証ができないこと。

LINEの年齢認証ができないと「LINE ID」で友だち検索や追加ができません。ただし、友だちの追加方法は「招待機能」や「QRコード機能」など他にもありますので、それほどデメリットではありません。

すでにLINEの年齢認証を済ませていれば、J:COMモバイルに乗り換えても年齢確認は不要です。

販売している端末の種類が少ない

J:COMモバイルに限らず、格安SIM全体でのデメリットになりますが、販売しているスマホの種類が限られています。

大手キャリアでは、最新のiPhoneがいち早く手に入りますが、J:COMモバイルで販売しているのは、iPhone12(2023年4月時点)。

2年前の型落ちとなっています。しかも在庫の数も少なく、販売をしてもすぐに売り切れてしまい入荷待ち状態。Androidも種類が限られています。

端末とセットで契約すると、割引などの優遇がありますが、その端末の性能も中の下くらいの性能のケースが多く、長く使うことは想定されていません。なので、割引にとらわれずに、できれば自分でスマホを用意してから乗り換えるのがおすすめです。

キャンペーン・割引なしで契約すると高い

J:COMモバイルの強みはキャンペーンや特典のお得さ。

特に対象のJ:COMサービスに加入している・もしくはこれから加入するのであれば、データ通信量が毎月増量される「データ盛」が適用されますが、何もキャンペーンを使わない状態で契約すると以下の料金プランになります。

データ容量1GB5GB10GB20GB
月額料金税込1,078円税込1,628円税込2,178円税込2,728円

続いて、「データ盛」が適用された場合は以下の通りです。

データ容量
※「データ盛」適用時
5GB10GB20GB30GB
月額料金税込1,078円税込1,628円税込2,178円税込2,728円

このようにキャンペーン一つで他社の格安SIMよりも利用環境が一気に変わるのもJ:COMモバイルの特徴です。そのため特典等を一切付けない状態で契約をすると、格安SIMとしてはかなりの割高のランクに入るので、他の会社にするべきなのが本音です。

J:COMモバイルでeSIMにする9つのメリット

契約から開通までオンラインで済ませられる!

eSIMはデータを通して設定するため、契約の申請はもちろん、開通までの初期設定も自宅でおこなうことができます。

操作が不安であれば、J:COMモバイルは実店舗がありますのでeSIMでの契約も安心です!

即日で最短1時間以内に使える

eSIMは遠隔で利用設定ができます。物理SIMは、郵送でSIMカードを受け取り、自分で挿入・設定するなど開通までに時間がかかることが大きな欠点でした。

一方で、eSIMは申し込み審査が完了すれば、オンラインで開通手続きができることから、申し込んだ当日中に使い始めることができます。

スマホ1台で複数の回線を併用して使える

eSIMには複数のキャリアを格納できる特徴があります。

物理SIMは基本的にスマホ1台につき1枚しか挿入できません。つまりスマホ1台で1つの回線しか使えないため、2回線持つ場合にはスマホを2台に増やす物理的な方法しかありませんでした。

それがeSIMでは、例えば仕事用とプライベート用の電話番号をスマホ1台で使い分けることもできます!

デュアルSIMにすると安くなる

デュアルSIMにすることでむしろ通信費が安くなることもあります。デュアルSIMとは1台で2つの回線を使用している状態のこと。

楽天モバイルとドコモを併用した場合
  • J:COMモバイル:「J:COM MOBILE Aプラン ST/SU」5GB毎月1,628円(税込)
  • ドコモ:「5Gギガライト」1GB毎月3,465円(税込)

仮にドコモ1回線だけで同じ条件で契約すると毎月5,665円(5Gギガライト毎月5GBまで)となり、J:COMモバイルで割引など一切使わずに契約するよりも高くなってしまいます。

このようにあえて2回線に増やことで、安くなる上、通信障害で使えなくなるリスクが軽減される。デュアルSIM運用は一石二鳥の効果があるんです。

ドコモの場合は、ここから家族割や光回線セット割もあるので、さらに安くなります!

店舗で契約ができる

J:COMモバイルは格安SIMとしては貴重な店舗契約が可能ですが、注意点が3つあります。

店舗契約3つの注意点
  • 契約の手続きは可能だが、SIM・端末は郵送の対応。つまり物理SIMでの即日で開通は不可(eSIMは可能)
  • 来店予約ができないので、運が悪いと待ち時間が発生するリスク
  • 契約事務手数料として3,300円の初期費用がかかる

どうしてもわからない、その日一日潰れても大丈夫であれば店舗で契約の手続きしても問題ありませんが、個人的にはオンラインのほうがスムーズです。

J:COMのサービスに加入しているとお得

そのほかのJ:COMサービスに既に加入をしていれば、データ盛の対象になります。

データ盛とは、対象のJ:COMサービスを契約することで、JCOMモバイルの「〇〇プラン」におけるデータ通信量が毎月増額される特典。

J:COMモバイルに契約する最大のメリットとも言えます。対象のサービスは以下の通りです。

「データ盛」対象サービス
  • J:COM TV
  • J:COM NET
  • J:COM 固定電話
  • J:COM 電気

これらいずれかに加入することが条件ですが、では「データ盛」が適用されるとどれくらいお得になるのか見ていきましょう。

データ容量
※「データ盛」適用時
5GB10GB20GB30GB
月額料金税込1,078円税込1,628円税込2,178円税込2,728円

月額料金はそのままで、データ通信量が増量されるのでお得です。この特典の対象でないと、正直、メリットが皆無になるのが本音です。なのでJ:COMモバイルでの利用には必ず付けておくべき特典です。なお、これから契約する場合でもデータ盛は適用されます。

まだ加入していない場合でデータ盛を検討している方は、ひとまず「J:COM電気」に加入しておくのが無難です。

というのも、2016年4月より電力が民営化され、消費者は自

この機会に検討してみてはいかがでしようか?

データ容量の繰り越しができる

J:COMモバイルの「」プランは、翌月までデータを繰り越すことができます。データ通信量が余ってしまっても安心です。

J:COMオンデマンド・J:COMミュージックがデータ使い放題で使える

J:COMオンデマンドとは、映画やアニメなど10,000本以上が見れるの動画配信サービス。JCOMモバイルユーザーであれば「メガパック」(毎月税込1,026円)に加入するとデータ無制限で利用できます。J:COMミュージックは、10,000以上のプレイリストが聴き放題の音楽配信サービス。こちらもJ:COMモバイルに契約すると、データ無制限で使えます。

特に動画視聴は、データ通信量を多く使いますので、普段から屋外で映画や音楽を利用している人にはおすすめのサービスです。

ギガぞうが無料で使える

J:COMのエンタメサービスに抵抗があれば、「ギガぞう」は無料でWi-Fiが利用できますので、NetflixやYouTubeもデータが実質無制限で使えます。

「ギガぞう」は株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する公衆無線LANサービス。有料のサービスですが、J:COMモバイル契約者であれば「スマホ専用プラン」が毎月無料で利用できます。

J:COMモバイル契約者一般利用
スマホプラン
(スマホ1台のみ)
無料毎月税込200円
スタンダードプラン
(5台まで利用可能)
毎月税込385円毎月税込500円
ファミリー機器安心パック
(10台まで利用可能)
毎月税込858円

パソコンや複数のデバイスで使う場合は、J:COMモバイル専用価格の有料プランでお得に使えます。

ギガぞうの特徴
  • ギガぞうのWi-Fiスポットは全国10万箇所以上
  • セキュリティがしっかりしている(VPN対応)
  • わからないときはLINEでサポートしてくれる

公共のWi-Fiはデータが丸見えになるなど、セキュリティ面でどうしても不安な部分があります。一方で、ギガぞうはVPNと呼ばれる、データを暗号化する機能が備えられているので、第三者にデータを覗かれず、安心して利用できます。

下記のステッカーがある場所でギガぞうのWi-Fiが使えます。

ギガぞうWi-Fiスポットの目印

J:COMモバイルは物理SIMとeSIMどっちがいい?

J:COMモバイルに乗り換える際に物理SIMとeSIM、それぞれ適している人について紹介します。

物理SIMとeSIMの違いについて

まず簡単にeSIMと物理SIMの違いは以下の通りです。

  • SIMカードは簡単に他社に乗り換えられる
  • eSIMは自宅からでも即日で乗り換えられる

SIMカードは、端末と分離しているためSIMカードの抜き差しが自由にできます。スマホはそのままで通信会社を変える際の設定もSIMカードを変えるだけで済むので手間が少ないです。

一方、eSIMはスマホなどの端末の基盤に最初から装着されています。このため開通の手続きは遠隔でおこなうことができます。なので自宅から申し込みをしてもSIMカードが郵送されるのを待つことなく、最短1時間以内で乗り換えられます!

J:COMモバイルで物理SIMカードにするのがおすすめな人

従来の物理SIMカードのままでJ:COMモバイルに契約するほうがいい人は以下の通りです。

  • スマホの操作に慣れていない
  • 1年に何回もスマホを変えている

特にスマホの操作に慣れていない。またはガラケーから初めてスマホに乗り換えを検討している人は、eSIMは自分で初期設定することが難しい面がありますので、物理SIMで契約するのがいいでしょう。

またスマホをこまめに変えている方は、eSIMにすると機種変更のたびにSIMの再発行手続きが必要になります。

1年で何回も機種変更する方だと、都度SIMを再発行する手間が生じますので、そんな人にも物理SIMでの契約がおすすめです。

J:COMモバイルでeSIMにするのがおすすめな人

J:COMモバイルでeSIMを選ぶことがおすすめな人は以下のとおりです。

  • デュアルSIMで使う(他の携帯会社と掛け持つ)
  • とにかく早く使いたい
  • 機種変更をあまりしない(1年以上使っている人)

通信障害時に備えて、1台で2回線運用したい人は特にeSIMを選択するのがおすすめです。物理SIMでも回線を掛け持ちすることができますが、対応機種が非常に少ないからです。

eSIMについては遠隔で開通の手続きをおこなうため、自身で初期設定が多少必要になります。通信なので専門技術が必要なのかと思いますが、スマホの操作に一通り慣れていれば誰でもできます。なにより開通までのスピードがとにかく早いです!

人手不足による手続きのオンライン化で、いずれ物理SIMは廃止になる流れです。なので迷っている人はeSIMで契約しておくと無難でしょう。

J:COMモバイルへのeSIM切り替え方法

J:COMモバイルは大手キャリアと比べて、実店舗数が少ないため、eSIMでの契約にはオンラインでおこなうことを推奨しています。

では実際にeSIMでの契約から利用開始までの流れについて確認しましょう。

J:COMモバイルeSIM開通までの手順
STEP
データのバックアップをする

予期せぬトラブルに備えて、事前に端末のバックアップを済ませておきましょう。

iPhoneは「iCloud」Androidは「Googleドライブ」を使ったバックアップがおすすめです。

STEP
J:COM MOBILE申し込みページからeKYCで本人確認をする

MP予約番号は有効期間が10日未満になる再発行が必要です。

他のJ:COMサービスを利用中の方はJ:COMパーソナルIDが必要です。

STEP
eSIMプロファイルをダウンロードする

申し込み審査完了後「eSIMプロファイルダウンロード案内」のメールが届きます。

メール内の記載URLから開通設定をします。完了したら端末を再起動すれば完了です。

オンラインでの契約時の本人確認はスマホのみの受付となっています。

法人の申し込みは専用ページから問い合わせが必要です。

複数回線契約する場合は、1回線目が開通した後、申し込むことができます。

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まとめ

J:COMモバイルは、他のJ:COMサービスとの併用して利用すると恩恵の大きい点がメリットです。その一方で、特典や割引を使わずに契約すると格安SIMとしては、かなり割高なキャリアでもあります。

J:COMモバイルに限ったことではありませんが、乗り換えには自分の使い方に合ったプランなのかしっかりと把握しておきましょう。その上で利点と欠点を抑えておくことこそ、後悔しないための最大のポイントです。

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西門こうき(さいもん)
格安SIM兼eSIMアドバイザー
eSIM・デュアルSIM利用歴1年。22年auの通信障害をきっかけに、スマホ1台で複数回線を併用。年間60,000円以上の節約にも成功!同じ思いで悩んでいる方に向けて、eSIM導入講座サイトを開設。格安SIM販売員の勤務経験も活かして、おすすめの格安SIMキャリアも併せて紹介!
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