【実際に使ってみて】日本通信でeSIMにするデメリット・メリット10選

日本通信eSIMのデメリット・メリット

ここでは実際にeSIMにて日本通信を使ってみた感想をまとめ、メリット・デメリットにして徹底解説します。乗り換えを検討している方は、ぜひ確認しましょう!

目次

日本通信でeSIMを使うデメリット5選

端末販売がない

今使っている端末のまま日本通信に乗り換える場合、今現在問題なく使えていてもバッテリーの劣化などで機種変更をするタイミングが必ず訪れます。

日本通信では機種の販売がないことから、いずれ自分でスマホを購入したり、データ移行をする必要が生じます。オンラインでデータを保存できることから、年々データ移行が簡単になっていますが、スマホの操作に慣れていない人で日本通信を契約する方は慎重に判断するしましょう。

eSIMでも即日開通できないタイミングがある

日本通信はeSIMで即日開通することは可能ですが、20時~24時の間で申し込みをすると翌日11時まで開通できない可能性があります。

10時~20時申し込みから1時間以内に完了
20時~24時翌日11時頃までに完了
0時~10時当日11時頃までに完了
※申し込み完了から開通までにかかる時間

その他の時間帯は、基本的に申し込みをした当日中に開通ができます。特に10時~20時の間で申し込めば1時間以内に使い始められます。

申し込み時の本人確認をマイナンバーカード以外でおこなった場合は、住所確認が追加で必要になるため、即日開通できません。

5Gの利用には追加で申し込みが必要

日本通信はすべてのプランで5Gの利用が可能ですが、利用するには日本通信に契約した後に、追加で「5Gオプション」に申し込む必要があります。こちらもタイミングによっては当日中に利用できないためよく確認しておきましょう。

10時~20時申し込みから1時間以内に完了
20時~24時翌日11時頃までに完了
0時~10時当日11時頃までに完了
※手続きにかかる時間

他の5G対応キャリアは基本的にプラン内に標準で対応しているので、追加申し込みの手間が生じるのは日本通信の面倒なところの一つです。

「歩いてギガが貯まるオプション」利用中に、5Gオプションを契約する場合は、当該暦月の末日をもって「歩いてギガが貯まるオプション」の適用は終了し、「FiNC Plus」も自動的に退会となるので要注意!

合理的プランからWスマートプランへの変更ができない

日本通信は契約後に各種プランの変更が無料で出来ますが、合理的プランからWスマートプランへの変更が唯一できない点には注意が必要です。

合理的プラン→合理的プラン◯:変更可能
合理的プラン→Wスマートプラン✕:変更不可
Wスマートプラン→合理的プラン◯:変更可能

Wスマートプランから合理的プランへの変更は可能なため、Wスマートプランに少しでも興味があれば、まずWスマートプランで日本通信に契約することをおすすめします。プラン変更のタイミングは翌料金月からとなります。ちなみにWスマートプランはeSIMでの契約ができません。

プラン・サービス変更適用前まで(翌料金日まで)に、データ上限を変更すると、プラン変更がキャンセルされるのでご注意ください。

かけ放題プランが高い

日本通信のプランで唯一の弱点が、かけ放題付きの「合理的かけ放題プラン」。日本通信はかけ放題に関するオプションがありません。そのため1ヶ月70分以上電話を使っているユーザーをターゲットにしているプランですが、無制限にかけ放題ができても、毎月のデータ通信量3GBではかなりの割高設定となっています。

「合理的かけ放題プラン」と似たキャリアが「LINEMOのミニプラン」があるので比べてみます。

合理的かけ放題プランLINEMOミニプラン
回線ドコモ回線(MVNO)ソフトバンク回線(MNO)
データ通信量3GB3GB
月額基本料2,728円990円
かけ放題料金プランに含む毎月1,650円(無制限)
特典なし無制限かけ放題が1年間1,100円に割引
合計月額料金2,728円2,640円
価格はすべて税込み

LINEMOの場合、LINEの一部サービスのデータ通信量が無制限で使える上に、ソフトバンクとまったく同じ通信品質。一方、日本通信はドコモの回線の一部を借りる形で運営しているため、通信容量に限りがあります。そのため、回線のパンクを防ぐために、利用者の集中する平日の昼時は通信速度が低下することがあります。

仕事等で、毎月70分以上通話をするのであれば、日本通信のかけ放題プランではなく、LINEMOなど別のキャリアを選ぶほうがお得です。

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日本通信でeSIMを使うメリット5選

月額料金が安いのにデータ容量が多い

eSIMで使える格安SIMとしては業界最強のコスパのキャリアだと断言できます!

例えば最安プラン「合理的290プラン」と、似たようなプラン「HISモバイル」と比較してみます。

合理的290プランHISモバイル(自由自在290プラン)
回線ドコモ回線(MVNO)ドコモ回線(MVNO)
データ通信量1GB1GB
月額料金290円550円
価格は税込み表示

HISモバイルの自由自在290プランは1GB550円で提供しています。1ヶ月で100MB以下しか使わないときは月290円に値下げされますが、メイン回線で使う人には1日で簡単に100MBに達するので実質日本通信がお得です。

次に安い「合理的みんなのプラン」と「マイネオ」で比べてみましょう。

合理的290プランマイネオ(自由自在290プラン)
回線ドコモ回線(MVNO)ドコモ回線(MVNO)
データ通信量10GB7GB
月額料金1,390円1,958円
特典毎月70分まで通話料無料なし
価格は税込み表示

同じ格安SIMでもマイネオより日本通信のほうが安い上、日本通信には毎月70分まで通話料が無料になる特典がついていますので、毎月の基本料だけで通話も使えるのは、他社でもなかなかできない太っ腹なサービスです!

ギガの追加料金が大手の半額以下!

例え最安プランで契約し、データを使い切った場合でも、日本通信は大手の半額以下でデータを追加購入できます。

データ追加料金1GBあたり
日本通信220円
ドコモ1,100円
au1,100円
ソフトバンク1,100円
価格はすべて税込み

大手3社で見ると、データの追加料金での相場は、1G追加で1,100円が平均。日本通信いかに安いことがわかるでしょう!

日本通信は速度制限(データを使い切った後の)時の具体的な通信速度が非公表であることが不安点ですが、その分安くデータを追加購入できる仕組みなのは嬉しいですね。

仮に毎月データを追加している状況であれば、合理的プラン内では好きなタイミングでプラン変更ができます!

毎月70分まで通話料が無料

合理的みんなのプラン・合理的20GBプランは毎月70分まで通話が無料で使えます。専用アプリや追加申込も不要で、標準の電話アプリから通話ができるのは他の格安SIMにはない大きな特徴です。

合理的みんなのプランで契約すると、毎月10GBのデータ量と70分までの無料通話がたった1,390円で使えます。

日本通信をメイン回線で使うことも十分にできる。利用者のニーズを考えていて、本当に合理的に考えられている格安SIMです!

2023年5月13日より「合理的みんなのプラン」と「合理的20GBプラン」で5分かけ放題オプションが追加料金なしで加入できます。※加入した場合、「70分無料通話」の特典は対象外になります。

最安の合理的290プランは無料通話の特典はないので注意!

国内通話料が大手の半額

「合理的290プラン」「Wスマートプラン」は無料通話特典がありませんが、それでも日本通信の国内通話料金はそもそも安く、大手キャリアの半額、30秒11円で電話ができます。

これは「合理的みんなのプラン」「合理的20GBプラン」における無料通話時間を使い切った後も同額で使えます。ギガも十分にあるので日本通信をメイン回線にしても非常にお得です!

歩くだけでギガが毎月貰える!

こちらはeSIMでの契約はできませんが、健康アプリ「FiNC」とコラボした「Wスマートプラン」は、月間6万歩達成するとデータ通信量が1GBとFiNCポイント500ポイントが毎月もらえます!

1日平均2000歩ペース、時間にすると約20分ほどで達成できる計算で、無理のない設定。

電車で通勤・通学をしている人なら、平日は歩く時間を確保しなくても2000歩は簡単に超えられます。心身共に健康的になれて、ギガも貰えるので一石二鳥のプランです!

日本通信は物理SIMとeSIMどっちがいい?

ここでは日本通信に乗り換える際に物理SIMとeSIM、それぞれ適している人について紹介します。

物理SIMとeSIMの違いについて

まず簡単にeSIMと物理SIMの違いは以下の通りです。

  • SIMカードは簡単に他社に乗り換えられる
  • eSIMは自宅からでも即日で乗り換えられる

SIMカードは、端末と分離しているためSIMカードの抜き差しが自由にできます。スマホはそのままで通信会社を変える際の設定もSIMカードを変えるだけで済むので手間が少ないです。

一方、eSIMはスマホなどの端末の基盤に最初から装着されています。このため開通の手続きは遠隔でおこなうことができます。なので自宅から申し込みをしてもSIMカードが郵送されるのを待つことなく、最短1時間以内で乗り換えられます!

日本通信で物理SIMカードにするのがおすすめな人

従来の物理SIMカードのままで日本通信に契約するほうがいい人は以下の通りです。

  • スマホの操作に慣れていない
  • 1年に何回もスマホを変えている

特にスマホの操作に慣れていない。またはガラケーから初めてスマホに乗り換えを検討している人は、eSIMは自分で初期設定することが難しい面がありますので、物理SIMで契約するのがいいでしょう。

またスマホをこまめに変えている方は、eSIMにすると機種変更のたびにSIMの再発行手続きが必要になります。

1年で何回も機種変更する方だと、都度SIMを再発行する手間が生じますので、そんな人にも物理SIMでの契約がおすすめです。

日本通信でeSIMにするのがおすすめな人

日本通信でeSIMを選ぶことがおすすめな人は以下のとおりです。

  • デュアルSIMで使う(他の携帯会社と掛け持つ)
  • とにかく早く使いたい
  • 機種変更をあまりしない(1年以上使っている人)

通信障害時に備えて、1台で2回線運用したい人は特にeSIMを選択するのがおすすめです。物理SIMでも回線を掛け持ちすることができますが、対応機種が非常に少ないからです。

eSIMについては遠隔で開通の手続きをおこなうため、自身で初期設定が多少必要になります。通信なので専門技術が必要なのかと思いますが、スマホの操作に一通り慣れていれば誰でもできます。なにより開通までのスピードがとにかく早いです!

人手不足による手続きのオンライン化で、いずれ物理SIMは廃止になる流れです。なので迷っている人はeSIMで契約しておくと無難でしょう。

日本通信にてeSIMで申し込む方法

日本通信でのeSIMの契約には、マイナンバーカードを使うと即日開通できてスムーズです。

日本通信は店舗が少ないため、基本的に申込みから開通作業と言った初期設定までオンラインで行うのがおすすめです。

では実際に、新規で日本通信のeSIM利用までの流れについて解説すると、

日本通信でのeSIM契約手順
  • 「日本通信アプリ」をダウンロード、アプリから申し込み
  • マイナンバーカードをスマホで読み取り、本人確認をする
  • プロファイルをダウンロードし利用開始

開通方法は手順に従って、画面に全て指示が出るので専門的な知識は不要です。スマホの操作さえ慣れていれば個人でも簡単に完結します!

すでに日本通信を契約している方で、SIMカードからeSIMに切り替える場合はマイページ内の「各種手続き」→「eSIM発行」から手続きできます。また手数料として1,100円かかります。

西門光輝(さいもん)
格安SIM・eSIMアドバイザー
eSIM・デュアルSIM利用歴1年。22年auの通信障害をきっかけに、スマホ1台で複数回線を併用。年間60,000円以上の節約にも成功!同じ思いで悩んでいる方に向けて、eSIM導入講座サイトを開設。格安SIM販売員の勤務経験も活かして、おすすめの格安SIMキャリアも併せて紹介!
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